スポーツ外傷
外傷では整形外科の受診が基本です。診断の結果、骨の損傷や靭帯の断裂については、その状況に応じて、入院・手術等が必要です。そのような場合でもオステオパシーは、術後の良好な状態を確保したり、治癒のプロセスを早める事ができます。
パターン1 ケガ→リハビリ→復帰…の場合
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パターン2 ケガ→リハビリ→手術→リハビリ→復帰…の場合
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オステオパシーでできる事
- ずれた骨を戻す。
- 筋膜・靭帯等の膜の調整
- 筋肉の調整
- 血流の改善
- 靭帯にかかった負荷やエネルギーシストを取り除く
- 組織が受けた軸の変位の調整
- 組織が持つ記憶の修復
オステオパシーを併用するメリット:受傷後
- 外傷で受けた身体のダメージを回復させる
- 骨のずれを元に戻す→体重をかけたり、力を入れられます。
- 筋膜・靭帯・間膜等の膜組織の緊張・固着・捻れの解消→動きがスムーズになります
- 身体の動きの機能の軸のずれを整えて動かせるようにする→無理無くリハビリができます。
- ダメージから来る機能不全の回復
- 外傷を受けると、その部位以外にも影響が出ます。例えば膝の靭帯が損傷を受けた時には、殆どの場合足首や股関節、骨盤にも影響が出ます。それらの調整もします。
- 主に損傷を受けた部位と、影響を受けた部位との関係性を元に戻して、身体全体の機能不全を整えます。
- 術前のリハビリができる事で筋力の低下を防いで、術後の機能の回復を早めます。
- 外傷を受けた場合、かなりの痛みが出ます。この痛みは、その損傷部位から起るだけではなく、体を動かせない様にする事で、治癒を促したり、全身がパニック状態になって、受けた傷以上の痛みとなります。
- 派生した痛みやパニック・関連した痛みは、体に本来の秩序をもたらす事でほぼ解決出来ます。痛みの緩和と損傷部位を限局する事で、その時に、できる範囲で、必要なリハビリができます。
オステオパシーを併用するメリット:手術後
- 手術そのもののストレスの緩和
- 術後の痛みの軽減
- 手術痕の早期回復
- 同化作用の増進
- 手術中に失われた記憶の回復
- 手術後の回復期にストレスをかけないで、身体を回復させる為の施術
- 骨が持っている、支える軸の調整
- 関節を動かす機能の軸を整える
- 手術で変わった組織の軸合わせをする
- 骨盤を中心に、身体全体を統合する
- 手術後に固定した期間に固くなった組織を回復させる施術
- 筋膜の固着の解消が一番です。筋膜は体を守る為に働くので、動かさずに置いておくだけで縮みます。縮んだ筋膜は通常のストレッチではかなり痛みます。硬くなったポイントを探して筋膜の繊維と垂直方向の力をかける事で、容易に、比較的痛みが少なく、すごく早く緩みます。
- 筋繊維も短期間でかなり衰弱します。一本一本が細くなって本来の力には到底及びません。筋繊維の回りの筋膜を緩める事と、血液の循環を高める事で働きかけます。
- リハビリを始める事で起る問題への施術
- 筋肉を使う事で起る組織の代償作用や筋膜の機能不全の改善をします。
- 大脳と小脳・体の各部位の動きのリズムを統合する事で、動かす感覚と実際の組織の動きのぶれを調整します。
エネルギーシスト:アメリカのオステオパスのアプレジャーDO等がモデルとして示した、体の中に残る外から加わったエネルギーの塊(シスト)。